ママがす日記

育児のことあれこれ

ためになった育児本5冊

読んでよかった本たち。

子育て論的な

型紙のない子育て―やってみる・考えてみる

型紙のない子育て―やってみる・考えてみる

各家庭によって、子育てに対する考え方や目指す方向性なんかがなんとなーくあると思うんですけど、私はこの人の子育てが理想だな〜こうなりたいなあ、と素直に感じた本。押し付けでも自慢でもないのがよい。あと冒頭に出てくる、著者の田中周子さんがお医者さんに言われた「あなたが育てているのは便製造機だよ」という言葉。あれこれ子どものことを考えているようで、どこか無意識に子どもを自分の予定通りにしようとして、それは子どもを人として育てているのではなく便製造機を育てているようなものだと。。便製造機だなんて言葉がちょっとあれやけども、でも自分も同じかもなあと少しショックを受けました。たぶんこの先何回も読み返すことになりそう。

離乳食

なぜ食べてくれないの?―プロから教わる保育術

なぜ食べてくれないの?―プロから教わる保育術

最初は順調だったのに、7〜9ヶ月頃はほとんど食べなくなってしまい、でもよくあることみたいだし気長に待とう、ゆっくりゆっくり。。と構えていたつもりだったけどやっぱりどこか内心あせったりイライラする時期があった。進め方にしても、離乳食の本なんてあくまで目安だしその通りには進まないなんてこと頭では分かっているのに分かってない自分がいて、結構つらかった。そんな時にこの本に出会いました。何を食べさせるかはもちろん大事だけどそれだけではない、大切なのはまず母子間で基本的信頼感を築いて子どもに安心感を与え、それを土台として自ら意欲的に食に向かう姿勢を育てることであると。そして食への意欲を育むことで、子どもが生きていくにあたってのいろいろな意欲の育ちにつながる。。といったようなことが書いてあります。

あ〜わたしは離乳食のなんたるかをまったく分かってなかったと即反省しました。今日は何をどれだけ食べたかしか考えてなかった、なんだか悪いことしてきたなーと。かといって心を入れ替えたので次の日から食べてくれるようになった!とはもちろんいかなかったけど、気がついたらめちゃくちゃ食べるようになって、まあこの本を読んだからというより時間が解決してくれたのが大きいとは思うけど、それでも離乳食に対する心構えが大きく変わったのはこの本のおかげかと。心構えだけでなく、実際にどうやってごはんをあげたらいいのか、落ち着いて食事できる環境づくりのポイントなど、保育園で実践されているような具体的なアドバイスがたくさん載っていてとても参考になりました。

乳児保育その1

「ていねいなまなざし」でみる乳幼児保育

「ていねいなまなざし」でみる乳幼児保育

私は基本的に、1歳過ぎたら集団に預けたほうが母子双方にとってよいだろうと考えているので、本当は息子も保育園とかに行ってほしいんですが、ここは保育園激戦区で認可園なんて夢のまた夢。。近所の無認可もちょっと見に行ったけどカオスすぎてとても預ける気にはなれなかった。。という感じなので、まだまだしばらくは自分で保育するしかない。そこで保育園の保育士さんたちがどのような専門性を持ち、日々どういった心構えで子どもたちと向き合っているのかを少しでも取り入れたくて、乳児保育について書かれた本を読み漁る時期がありました。保育者向けの本格的な書籍も多数あるなか、この本は写真が豊富で、保護者が読んでもとても分りやすいと思ったので挙げておきます。そしてなんといっても著者、井桁容子先生の「ていねいなまなざし」に魅せられること間違いなし。井桁先生は東京家政大学ナースリールームの主任で、Eテレで毎週土曜放送のすくすく子育てにもよく登場され、いつも深イイことを言ってくださるのでご存知の親御さんも多いのではないでしょうか。こちらの2冊も井桁ファンなら必読です。
ありのまま子育て

ありのまま子育て

保育でつむぐ 子どもと親のいい関係 (実用単行本)

保育でつむぐ 子どもと親のいい関係 (実用単行本)

乳児保育その2

根っこを育てる乳児保育 ―育児担当保育がめざすもの―

根っこを育てる乳児保育 ―育児担当保育がめざすもの―

こちらはもう少しお勉強寄りな内容。「育児担当保育」という保育方法を中心に、保育園での具体的な一日の流れや、食事・オムツ替えなどの育児行為における注意点、室内の環境づくりについて詳しく書かれています。けっこう保育園・保育士さんの力量が問われるため、たぶんなかなかここまでやってる保育園は少ないと思われるが。。

乳児保育についての本は、他にもこのへんが参考になりました。

乳児保育―一人ひとりが大切に育てられるために

乳児保育―一人ひとりが大切に育てられるために

乳児の発達と保育―遊びと育児

乳児の発達と保育―遊びと育児

  • 作者: 園と家庭を結ぶ「げんき」編集部
  • 出版社/メーカー: エイデル研究所
  • 発売日: 2011/05
  • メディア: 単行本
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おもちゃ

子育てにおもちゃを

子育てにおもちゃを

おもちゃについてはまた後日詳しく書きたいと思ってるんですが。。子どもに与えるおもちゃは一応こだわりたいよね〜とぼんやり考えていたものの、これを読んでハッと認識を改めさせられました。ぼんやりではいかんかった。おもちゃとは「自分が生きていく社会というものと、慣れ親しんでいくための手助けをしてくれる最も大切な道具」であり、子どもの発達に応じた適切なおもちゃを用意するのが大人の役目なのだ云々と書いてあります。子どもにとって良いおもちゃとは?成長や発達に応じたおもちゃとは?ということがよく分かる一冊。巻末には年齢別(あくまで目安)におすすめのおもちゃが写真付きで紹介されているので、それなりのおもちゃを買ってあげたいけどなにがいいのか分からない。。といった親御さんにも役立つと思います。これを読んで以来、児童館や子育てひろばなどに置いてあるおもちゃにも注目するようになったのですが、著者である樋口先生のおっしゃる通り日本の保育環境は絵本レベルはとても高いのにおもちゃについてはだいぶ後れをとっており、憤慨してひとつひとつ破棄したくなる衝動にかられるようになってしまいました。こういうのがモンペになるんやろか。。


という感じでいろいろ読んでるとなんとなく分かったつもりになって明日からの育児もうまくいくような気がしてくるんだけど、まあそんなわけねーわな。分かったのは、結局子育てなんて地道に根気よく毎日を積み重ねていくしかないということであーる。でもこういうの読むの好きだからこれからもスキマ時間を見つけては読んでいきたい。